●英名:Chervil
●学名:Anthriscus cerefolium L.Hoffm
●科名:セリ科の二年生草本
●原産地:ヨーロッパ、ロシア、西アジア
●主産地:フランス、アメリカ、ブラジル
セリ科の二年草で、英名は「チャービル」、フランスでは「セルフィーユ」と呼ばれている。ヨーロッパ南部、ロシア南部からアジア西部一帯を原産とするが、現在では世界各地で自生・栽培されている。
チャービルは比較的耐寒性があるため、世界各地で帰化している。そのため、葉が縮緬状のものなど、変種もいくつか存在する。
古代ローマの時代から食用および薬用に使われていたらしく、チャービルを調味料およびしゃっくりの治療薬として用いていたとの記録が残されている。
■料理には若葉を使用する。パセリに似た香りをもつが、パセリよりもソフトである。また、香味はアニスの若葉の甘い香りに近い。数種類の香草のみじん切りを合わせたフィーヌゼルブ(フランス料理に使われている)にもよく使用されている。
■チャービルの香味がパセリに似ているため、パセリと同じような感覚で使われている。きざんだものをスープやドレッシングなどに加えたり、そのままサラダに用いてもよい。また、サンドイッチやオムレツ、シチューなどにもよく合う。
■特に相性がよいのは魚料理である。若葉をそのまま飾ったり、ソースの中に加えたり、きざんだチャービルをふりかけるなど、料理に応じた使い方をする。
消化促進、かぜ・発熱時の発汗促進などに効果がある。肝臓系疾患、循環器系の病気の緩和にはハーブティとして飲むとよい。
■種子をまいて栽培する。耐寒性があるうえに繁殖力が強いため栽培は比較的簡単である。しかし、真夏の暑さには弱いため、春か秋に種子をまく。やや日陰で湿気が多く、肥沃な土壌のところがよい。
■種子をまいてから6〜8週間後には、草丈10cm以上に育ち、若葉を収穫することができる。
冬の間は日光に当たるようにして、夏場は逆にできるだけ日陰になるようにする。夏の暑い日は、風や日光を直接当てないよう寒冷紗でおおうのもよい。